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HIRO

Author:HIRO
女優 多部未華子に惚れた男

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『Doppelgänger TABE』

『Doppelgänger TABE』

お疲れ様でした、最後まで読んで頂いた方々、チラ見の方に感謝です。
作品としては、未熟な点が多々あります。日頃は辛口コメントを書いている癖に
と言われても仕方が無いのですが・・・後半は少しまとめを急いでしまいました。
24時間で完結を目指してのプロット配分でしたが、残り六話!?もう限界です。
宇津木万里に「自分で限界を作るな!と言ったのは誰っ!!」 と言われても
私は軟弱者で半世紀近く生きた老体には、精神・肉体共に限界を超えて眠い
ひたすらに眠いので、申し訳ありませんが寝ます。御休み(-。-)y-゜゜゜ZZZ

最後に、これからも『多部未華子応援団』をヨロシク!私の夢にいましばらく
御付き合いください!

追伸:勝手に名前を使われた方々には、感謝とお詫びをさせて頂きます。
万一にも不快に思われたのでしたら、申し訳ありませんが、一報ください。
削除修正をさせて頂きます。今後とも私と私のブログを宜しくお願いします♪

無題
人間というやつは、一生のうちに何かに夢中にならんとな。
何でもいいから夢中になるのが、どうも、人間の生き方中で一番いいようだ。

                          by  井上靖
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⑱『エピローグブリッジ』

『Doppelgänger TABE 18 』

『エピローグブリッジ』

どれだけ意識を失っていたのだろうか、話し声に目を開けると、隣のベットには
落陽氏がいた。
「すみません、起こしてしまいましたか」
落陽氏の奥さんだろうか、綺麗な女性が頭を下げた。ドッペルゲンガーが消失
と同時に昏睡病として入院治療していた患者が次々に意識を取り戻したそうだ。
病院で警察の事情聴取も最初から最後まで理解できない顔で刑事は話を聞い
ていた。私自身が理解できないのだから仕方が無いことだ。

すっかり翌日には、私も元気になり病院の待合室は、落陽氏を始めとする多部
ブロガーの面々が集まり談笑していた。
「よっ!生きているか?」
そこに、もも太さんとY・Uさんが顔を出した。
「初めまして!多部さんファンのY.Uです。」
「大変な目に逢いましたね」
「ほんとだよ、こんな経験は遠慮したいね」
「結局、あの多部モドキとかドッペルゲンガーと呼んでいるあれは一体・・・」
「さぁ~分からずじまいでしたね」
「奴の狙いは、やはり多部さんの身体ですか」
「他に無いだろう」
「ままっ、宴もたけなわ盛り上がって、話は尽きませんが、この辺で先日
見逃した、土曜スタジオパークを皆さんで見ませんか」
もも太さんが紙袋から携帯のDVD再生機を取り出した。あの騒ぎの中で
収録されていたことが驚きだった。録画が再生されると、その場のブロガー
の面々が歓声を上げて、しっかり看護師のお叱りを受けてしまった。
「いよいよ多部さんの登場ですよ!」
「しっ!静かにしてくださいよ」
司会者と簡単な会話の後、スタジオまでの花道を笑顔で進む多部さんを、
いい歳をしたオジサンがうっとりと眺めている光景は世間の目には異様?
「あっ!?」
私が思わず声を上げ立ち上がった、皆の表情も私と同じく、一点に釘付け
になって、視線が凍り付いていた。
花道の両側に並んだ、見学者に拍手と握手に迎えられながら進む中で、
最後に多部さんと握手した野球帽を深く被った少年は、まぎれもなく4年前
の多部ちゃんの姿だった、微笑を浮かべた少年はこちらに向かってVサイン
を送っている!?。
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END

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⑰『終息へ』

『Doppelgänger TABE 17 』

『終息へ』

まるで私達が来ることを知っているような対応だった。
「ここでお待ち下さい」
職員が案内してくれたのは、何も無い、小さなスタジオのようだった。
タマカンさんはトイレに行くと言って席を外した、妙だ・・・慌ててドアに手をかける
が、引いても押しても、ドアはびくともしなかった。

続きを読む

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⑯ 『極秘作戦』

『Doppelgänger TABE 16 』

『作戦』

山門の外に集まっていたマスコミを掻き分けて車に乗り込むと、興奮が収まらず
タマカンさんは、タイヤを鳴らして車を急発進させた。

深夜の国道を疾走する車の後部席で、私は知らないうちに寝てしまったらしい。
目を開けると、すっかり夜が明けていた。私だけを残して、コンビニの駐車場に
車は停まっていた。ふいにドアが開くとパンを口に銜えたタマカンさんがパンを
投げてよこした。
「おはよう!腹が空いていては、戦になりませんからね」
「すみません、いつのまにか寝てしまって」
「OK!OK牧場ですよ」
運転席にタマカンさんが乗り込んできた。
「さっぽ君さんが、寝ている間に作戦を考えておきましたから」
「作戦ですか・・・システィーナさんは」
システィーナさんの姿がコンビにの中にも見えなかった。
「彼は極秘作戦任務で別行動に入りました」
どこまでも面白い人なのだろうか、システィーナさんは一度自宅に戻り確認する
ことがあるらしい。私たちは取りあえずNHKに向かった。
思ったとおりNHKの前にも、取材陣が集まっていた。どうやら生放送を強行する
ようだ。まずは会場入りを目指すが、入場者数はおよそ30名なのに既に長い列
が抽選を待っていた。その列の中に、かめさんの顔もあった。何も知らないのか
笑顔に満ちていた。結局・・・抽選が当たるはずも無かった。

NHKの受付窓口で事情を説明した、事故のことはニュースで知っているので
放送を中止することを伝えるべきかも知れない。しかしNHK建屋の中は緊張に
包まれ、既に警察もきているようだった。これで奴が現れたときの対応だけは
伝えた。これで多部さんを守ることが出来るのだろうか。
しかし意外にもあっさり中に通してくれたばかりか、そのスタジオに案内する
と言ってくれた。何故だろう・・・私達が訪れることを知っていたようにも思える
 
つづく・・・
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『Doppelgänger TABE 17 』は60分後

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⑮『ゆらぎ隊』

『Doppelgänger TABE 15 』

『ゆらぎ隊』

近郊の救急車をかき集めたのだろう、数台の救急車が来て、患者を運び出し
始めた。警察の事情聴取には、もう見たままを説明した。もう黙っていても他の
誰かが話すだろう、多部さんにも警察、マスコミが押し寄せるのは必至。
どれだけ多部さんに迷惑が及ぶだろうか、頭の中で想いをめぐらしていると
コーヒーを手にした、タマカンさんとシスティーナさんが声を掛けて来た。
「大変なことになりましたね」
「ほんと、いろいろ大変だったんだもんな、俺も、どっかで休みたい気持ちだよ」
「そんなことよりも、多部さんが心配だ」
横目で山門の方を見やると、大勢の取材陣で埋っていた。
「そうですね・・・夜が明けたら殺到しますよね」
「明日の土スタに生出演は無理だろうな」
「私の知っている多部さんの性格なら出演するはずです」
「まさか~これだけの騒ぎだぜ」
「だとしたら、不味いと思うよ」
「奴は私たちの多部さんへの強い想い憧れから生まれた化け物だ」
「多部ブロガー、そして多部ファンの次に狙うとしたら・・・多部さんか!?」
三人は生唾を飲み込んで立ち上がった。
「急ぎましょう」
「えっ!?どこに」
「決まってるジャン」
「おいおい、何ができると言うんだ」
「奴はきっとWEBに潜んでいるはずです、私に考えがあります」
「システィーナさん・・・」
「ゆらぎ隊の出撃ですか!?」
「タマカンさんは、こんな時くらい茶化さないでください」
「はいはい、わかりました真面目を絵に描いたようなシスティーナさん」
システィーナさんはタマカンさんに茶化されて苦笑いを浮かべていた。
「でも今日はいいでしょう、弔い合戦です、ゆらぎ隊出撃!」
「そう来なくっちゃ!」
私も走り出す二人の後に続いた、こんな時だからこそ、ふざけていないと恐怖に
足がすくんで進めなくなる。

つづく・・・・・
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『Doppelgänger TABE 16 』は60分後

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⑭『システィーナ氏の章』

『Doppelgänger TABE 14 』

『システィーナ氏の章』

私の気持ちが絶望に包まれたとき、多部さんのドッペルゲンガーと視線が合った
月の光に照らされ怪しくも美しい、優しく顔に見開かれた瞳の無い眼が、じっと
私を伺い見ているようにも思えた。私の腕を誰かに掴まれ後に引かれた。
「何をボンヤリしているんだ、逃げるんだよ」
「タマカンさん・・・」
タマカンさんが強引に引かれて、私は足をもつれさせて転んでしまった。
顔を上げた時、多部ちゃんの吐息が聞こえる程に近くに居た。次の瞬間、白煙に
包まれた。見るとシスティーナさんが消火栓を多部さんのドッペルゲンガーに
向けて噴射している。多部さんのドッペルゲンガーは驚きと苦悶の混じった
表情を見せ、弾かれたように、後方に飛ぶと同時に甲高い電子音を残し
、大地に沈むように消えた。私はしばらくの間、そこで呆然としていた。
「大丈夫ですか」
「ああ・・・タマカンさんこそ無事で良かった、でもどうして・・・」
「たまたまですよ」
「どう言うことですか」
「ドッペルゲンガーに追われて、川に飛び込んだら何故か追って来なかった」
「川?!」
「そうです、橋の上からしばらく私を睨んでいましたけどね、お陰で携帯は
私の変わりに天国ですよ」
「そう言えば・・・私を見逃した、あの時も外は雨が降っていた」
消火器、強化液消火器はで電気火災に対応できる物だ。奴にも弱みがある。
それにタマカンさんが見た、ドッペルゲンガーの多部さんは堀田イトとは違う
奴はわかっているだけでも田中エリ子に工藤ジュン と姿を変えている。
目的は何だ・・・楽しんでいるのか?

私は顔を覆い、滴り落ちる汗を拭った。ふと隣にいたタマカンさんに目をやると
システィーナさんに、多部さんのドッペルゲンガーが消えた方を指差している。
その先に携帯を手にしたまま倒れているサカモトさんがいた。鹿の群れも消えた
本堂の周りには、サカモトさんを含めて数百人を超える昏睡患者が残されていた

つづく・・・
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『Doppelgänger TABE 15 』は60分後

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⑬ 『生贄』


『Doppelgänger TABE 13 』

『生贄』

満月に照らし出された、多部さんは美しく天使のように綺麗だった。しかし目の
前にいるのは、人の魂を喰らう美しい化け物なのだ。ドッペルゲンガーを乗せた
鹿がゆっくりと頭を私に向けた。それから鹿の背に乗る、多部さんと瓜二つの
ドッペルゲンガーが静かに口を開いた。
「貴方はそこに何故いるのですか」
私の返事を待たずに、鹿が私の方に歩き始めた。その時だった、色紙を手にした
竹男さんが、群衆の中から多部さんを背に乗せた鹿の前に飛び出した。
「よすんだ!竹男さん!!」
「えっ・・・」
竹男さんが私の声に振り返り、再び視線を戻した時、間近に鹿の顔があった
驚く竹男さんに構わず、鹿は竹男さんに鼻を押し付けた、それはまるで印を
付ける場面を見るかのようだった。途端、竹男さんは崩れるように前のめりに
倒れた。しかし周りの人たちは、撮影のワンシーンと勘違いしてか、逃げようと
もせず、中には携帯を向けて写真を撮っている者さえいた。
そのとき山門の方からどよめくように広がった悲鳴は、満月で昼間のように
明るい夜空に向かって吸い込まれるようだった。
何が起きているのか、視線の先に見た光景に愕然として眺めた。鹿の群れが
失神して倒れた人を乗り越えて、ゆっくりと進んでくる。
やっと異変に気が付き逃げ惑う人達も、出口は山門しか無いのだ。次々に意識
を失う人達。私も含めてここにいる人達には逃げ道は残されていなかった。

つづく・・・
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『Doppelgänger TABE 14 』は60分後

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⑫ 『八月の神無月』


『Doppelgänger TABE 12 』

『八月の神無月』

事情聴取から解放された時は、すっかり陽も暮れていた。警察署の周りには
大勢の取材陣が待ち構えていたので、裏口から離れた駐車場に急ぎ足で
向かった。ゆらぎ公園をカーナビに入力すると、表示された時間は、ロケ時間前
に到着できそうだった。

美しい満月が昼の様に明るく芝生の緑を浮き上がらせていた。少し歩くと、既に
情報を聞きつけて、多くの多部未華子ファンが集まっているのだろう。ざわつきが
聞こえて来た。これだけの人数を集めて何をするつもりなのだろう。自分に何が
出来るのだろう。ゆらぎ公園は元々は神社だったのだろうか、芝生公園を抜けて
山門を、くぐると小さな本堂があった。本堂の周りには百人以上のファンが砂利
の上に腰を降ろして、ロケの開始を待っていた。

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⑪ 『サカモト氏の章』


『Doppelgänger TABE 11 』

『サカモト氏の章』

事情聴取は警察署で受けた。一日の間で二度も、昏睡病第一発見者だから、
不審に思っても当然の事だろう。しかし見たままを話しても、信じては貰えない
ことは分かっていた。ただ運転していたら途中から気分が悪い様子だったと、
適当に話した。それでも何度も同じことを聞かれ、電話をすることも許されない。
まるで何かの犯人扱いだった。部屋から刑事が席を外した時、ポケットの携帯が
鳴った。外からマジックミラーで中を見ていた刑事が、慌てて飛び込んできたが
構わず出るとサカモトさんだった。

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⑩ 『落陽氏の章』


『Doppelgänger TABE 10 』

『落陽氏の章』

「うごっ・・・」
助手席に座る、落陽氏の口から銀色の液体がぐずぐずと鳴って流れ出した。
その液体は、盛上りやがて人の形になり、多部未華子/堀田イトになった。
「冗談だろ!ターミィーネータかよ」
足元から震えが駆け上って来た、早く逃げ出したいはずなのに視線を外す事が
できない。制服姿の堀田は、伸ばした手を、私の襟首を掴んで引き寄せた。
まるで「鹿男あをによし」の呪いを解くワンシーンのようだった。その時だった、
一瞬光ったと思った、次の瞬間、突然の激しい雨と雷鳴が車内に響いた。
別段、驚いた様子を見せた訳でもなく、堀田は私から手を放した。慌てて車外に
転げ出た私を見て、クスリと笑うのが見えた。全身ずぶ濡れになりながら、
車内を見ると携帯を持ちと何処かへ電話している様子だった。堀田は微笑み、
口から言葉ではなく。雑音、電子音を発したとき、また激しい雷鳴が轟いた。
目が眩んだ私が、再び目を開いたとき、堀田は消え失せていた。
「助かったのか・・・見逃してくれた?何故だ」
救急車を待つ間、私は意識を失った落陽氏をボンヤリと見つめながら、今まで
出来事を、頭の中で整理していた。WEBの『ゆらぎ』に集まる多部ファンの想い
が化け物を生み出したと言うのだろうか・・・待てよ、携帯だ!奴は落陽さんの
携帯で、あの時何処に電話をしていた。私は彼の携帯の履歴を見て息を飲んだ
そこには昏睡病で意識を失ったブロガーメンバーの名前が記録されている。
最後に、今さっき電話した相手は・・・ユニゾンさんだった。
もし移動の手段に携帯を使っているとしたら、ユニゾンさんが危ない。

その時、雨がっぱを着た警察官が車の窓ガラスを叩いた。
「降りなさい」
警察官の口調は高圧的だった

つづく・・・・・
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『Doppelgänger TABE 11 』は60分後

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⑨ 『落陽氏の章』

『Doppelgänger TABE 9 』

『落陽氏の章』

車の中で、私が携帯を手にしたまま呆然としていると、戻ってきた落陽氏が
缶珈琲を差し出した。私は受け取らず、そのまま落陽氏を睨みつけた。
「どうかしましたか、何かあったのですか」
「落陽さん、貴方はまだ私に話していないことがあるはずです」
「また何を言ってるんですか、私の知っていることは、全てお話しましたよ」
平然とした態度に激高した、私は彼を助手席のシートに彼を押し付けた。

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⑧ タマカンさんの章


『Doppelgänger TABE 8 』


『タマカンさんの章』

公園には幸か不幸か他に人の姿は無かった。駆けつけた救急隊にyamarine氏
を託すと落陽刑事の言うままに、私も東京に向かった。
車中でタマカン氏に連絡して、他のブロガーに連絡を取って貰った。

私の話を一様に、半信半疑だったが仲間が昏睡病に次々に倒れていることには
不安を抱いていた。しかし理解できないのが、ブロガーの中には、次は自分が、
多部モドキに襲われるかも知れない恐怖心よりも、別人でも多部さんに会える
好奇心・喜びの方が上回って楽しみにしたように思えるブロガーいることだった。
私が運転する車の助手席に座る落陽刑事は、何処か落ち着き無かった。

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⑦ yamarine氏

Doppelgänger TABE 7 』

『yamarine氏の章』

高之さんのブログに、落陽刑事の情報を書き込むとyamarine氏にも同様の内容
を送った。yamarine氏からの返事は早く、都合さえ良ければ明日会って話したい
様だった。御互いの携帯番号を伝えると午後に公園で待ち合わせの約束をして
私はパソコンの電源を切った。
「取り合えず、私はホテルに宿を取ってありますから帰ります」
「あの、良かったら、寝られる場所くらい用意できますよ」
「突然お邪魔して、そこまで好意甘えられませんから、明日は私も待ち合わせの
場所に行きますから」
玄関口まで落陽氏を見送り、リビングに戻ると妻が怖い顔をして待っていた。
私はせっかく引いた汗が、また背中に噴出すのを感じた。

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⑥ 『高之さんの章』

Doppelgänger TABE 6 』

『高之さんの章』

テレビで昏睡患者のニュースを見ていた高之氏は、ブロガー達の更新が
停まっている理由、謎が全てわかった。さっぽ君氏に知らせる為にパソコン
の電源に入れた。いつもと変わらない軽い電子音を響かせて起動するPC
「あれ・・・」
パソコンの機械音には変わりはなかったが、モニターの画面には何も映らない
「おかしな~フリーズしたかな?」
ふいにパソコンの起動音が変わった!?DVD/CDを入れてもいないのに
モーターが回転するような唸り音が響いた。モニターから目を移した時だった、
再びモニターに目をやると、画面にはウィンドーズではない映像が映し出された
「くそっ!ウィルスに感染したのかな、あれ・・・この景色は」
モニターに映る街並みに、見覚えがあった。
「間違い無い『ヤスコとケンジ』だ」
画面の奥から走ってくる人影、そして足音と息遣いがスピーカーから流れた。
高之氏は思わず身を乗り出して、それが誰かを確認しょうとした。
「多部ちゃん!?なんだ、これは?あっ・・・」
すぐ手前でヤスコは前のめりに転倒してしまった。
起き上がる多部さんの顔を見て、高之氏は驚いて座って椅子から床に落ちて
しまった。目に瞳が無い白目がモニターの中から高之氏を見たのだ。
「なんなだ!こりゃ!?」
起き上がりモニターを見た高之氏は息を飲んだ。モニターから手が伸び出して、
そして頭からゆっくりと身体と這い出して来る。真円に近い程に目を開いている
「なっ、なんだよ!これは・・・貞子かよ!ふっふざけんなよ!」
高之氏は全身に悪寒が走り、腰が抜けて思うように立てなかった。やがて全身
がモニターから這い出して、身体を引きずるようにして高之氏に近づいて来る。
「嘘だろ!来るな!来るな!」
高之氏が投げつけた、雑誌のいくつかが近づく”それの”頭に当たった。すると
ふいに動くのが止まった、高之氏が震える手でドアのノブに手を伸ばした時。
「痛いよ・・・何するの」
高之氏に添えるように手が伸び、吐く息が当たるほど近くに、瞳孔の無い
白い目の多部ちゃんが顔を近づけた。高之氏は苦悶に似た悲鳴をあげた。
つづく・・・
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『Doppelgänger TABE 7 』は60分後

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⑤ 『さっぽ君さん、落陽氏の章』

Doppelgänger TABE 5 』

『さっぽ君さん、落陽氏の章』

渡された写真の中にあったのは、間違いなく、四年前の多部ちゃんだった。
「しかし・・・どうして」
「どうして四年前の多部未華子が撮れたか?日付けは他と同じ日です」
「ロケ地を撮るのが目的だったら、悪戯心の合成写真では?」
洛陽刑事は鼻で笑うと、私の手に持っていた写真の一部分を指差した。
「ここを見てください、堤防の前にある看板が写り込んでいるでしょ」
たしかに看板が一部が写っていた。
「この大衆食堂は最近オープンしたばかりで、『HINOKIO』公開時にはなかった、
それに堤防から三人が立ち止まる場面は映画には何処にもありません」
得意げに洛陽刑事は椅子から立ち上がり、一人興奮しているようにも思えた。

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④ 『さっぽ君さん、落陽氏』

Doppelgänger TABE 4 』

『さっぽ君さん、落陽氏』

インターホンの画面には、50代だろうか男が一人、タオルで汗を拭きながら
警察手帳をモニターカメラに向ける姿が映し出されていた。
「何か用ですか」
「こんな夜分に伺いして申し訳ないが、2.3聞きたいことが・・・」
「何ですか」
男がドアを激しく叩く音が、インターホンと外から聞こえた。
「ここを開けてくれませんか、人命に関係することなんですよ!」
私の後で、不安げに見守っていた妻が首を激しく横に振った。
しかし人命と聞いて、このまま開けない訳にもいかず、玄関に置いてあった、
ゴルフクラブを片手に、恐る恐る鍵を外した。

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③ 『さっぽ君さん、高之さん の章』

Doppelgänger TABE 3 

『さっぽ君さん、高之さん の章』

いつもの様に、私は仕事を終えて帰宅すると、冷蔵庫から冷えたビールを手に
パソコンの前に座った。そんな私を見て、いつもワザとらしく溜息を洩らす妻が
呆れていることは十分知っていた。
「おかしいな~」
この数日前から、多部ファンブログの更新をしないブロガーが目立ち始めた。
「妙だな~route225さんのブログまで更新が遅れている」
持っていたビールを口に含むと、冷えたビールがいつもより苦く感じた。
「あれ・・・」
自分のブログを開いた時、『管理者にだけ表示を許可する 』に一通の
コメントが届いている。
「高之さんからだ」
『お疲れさまです、この数日のブロガーの方々がブログを全く更新していません
が、何か理由を知りませんか?嫌な胸騒ぎがするのですが・・・』
「高之さんも変だと思っているのか・・・」
私は一部のブロガーとWEBだけでなく、個人的に親交のあるブロガーと携帯で
話すこともあった。その中の一人の甘茶氏に電話して見るが、留守録センター
に切り替わり本人と話すことができなかった。
私は残っていたビールを一気に飲み干し、席を立った。
その時、インターホンが鳴った。時計は22時を過ぎていた、こんな時間の来客に
心当たりはなく、奇妙な緊張か走った。

つづく・・・
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『Doppelgänger TABE 4 』は60分後


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② 『iriemon氏の章』

Doppelgänger TABE 2 』

『iriemon氏の章』

午前中の授業を終えて、通学途中で昼食に買ったパンとコーラを持って屋上に
出た。屋上に通じる扉を開けた途端、いきなり騒音の様な油蝉の鳴き声に、
iriemon氏は顔をしかめた。炎天下でも、意外に屋上に吹く風は気持ち良かった。
久し振りの晴天で屋上に出られたので、気持ちまで晴れ晴れしてくるのだった。
誰もいない屋上で腰を下ろしたときだった。腰にぶら下がっている傷だらけの
携帯が蝉の鳴き声に混じるように聞こえた。
「非通知・・・誰だろう」
携帯からは雑音?電子音だけが聞こえた。iriemon氏が携帯を切ろうとした時。
あれだけ騒々しく鳴いていた蝉の鳴き声が、突然消え静寂の屋上に、凛とした声が響いた。
「大和杯は欲しくないのですか!」
その声は聞き覚えのあるものだった。
声がした方を見やると、白の剣道着に防具を身に付けた女性が立っていた。
「大和杯は欲しくないのですか!」
「まさか・・・堀田!?どうして多部さんが、ここに!?」
iriemon氏が腰を浮かせた時、ゆっくりと堀田はこちらに向かって歩き始めた。
そのとき、ふいに静けさを打ち消すように蝉が再び一斉に鳴き出した。
「えっ!?」
蝉の鳴き声に、驚き思わず視線を多部さんから外した、次の瞬間だった。
息使いが聞こえるほど近く、iriemon氏の数センチ前に堀田がいた。
iriemon氏は生唾を飲み込んだ時、堀田の目には瞳が無い白目が大きく開いた。
iriemon氏の発した悲鳴は蝉の鳴き声に、かき消され誰の耳にも届かなかった

つづく
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『Doppelgänger TABE 3 』は60分後

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① 『甘茶氏、NABE氏、route225氏の章』

『Doppelgänger TABE 1』
『甘茶氏、NABE氏、route225氏の章』

梅雨明けしたはずなのに、八月になっても雨が多くて夏らしくない日がつづいた
でも暑さだけは、いつもと変わらない夏のある日の午後。観光地でもない埠頭に
立ち、流れる汗を気にもせず写真を撮る三人の男の姿は、何も知らない人の目
からは奇妙に思えただろう。彼ら三人は、ブロガー仲間では、名の知れた別名
ロケ地探訪三銃士とも呼ばれる、甘茶氏、NABE氏、route225氏の三人だった。
そんな彼らは、映画『HINOKIO』ロケ地の一つに訪れていたのだった。
倉庫に岸壁と、一通りの写真を撮り終えたとき甘茶氏の携帯がポケットで鳴った
非通知の相手は何も言わず、Faxの電子音が聞こえた時だった。
隣に立っていたNABE氏が驚きの声を上げた。
「脅かすなよ、急に・・・」
NABE氏は、驚きの表情を浮かべ、まるで金魚の様に口をパクパクさせていた。
「なんだよ・・・」
NABE氏が指差す方向を見ると、三人の子供達が堤防をこちらに向かって
歩いて来るのが見えた。

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