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Author:HIRO
女優 多部未華子に惚れた男

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⑰『終息へ』

『Doppelgänger TABE 17 』

『終息へ』

まるで私達が来ることを知っているような対応だった。
「ここでお待ち下さい」
職員が案内してくれたのは、何も無い、小さなスタジオのようだった。
タマカンさんはトイレに行くと言って席を外した、妙だ・・・慌ててドアに手をかける
が、引いても押しても、ドアはびくともしなかった。
「すまん、さっぽ君さん」
スタジオのスピーカーからタマカンさんの声が聞こえた。
「どう言う事ですか、ここを開けて説明してください」
「悪い!それは出来ないんだ」
「何故ですか」
「さっぽ君さん、落ち着いて話を聞いてください」
スピーカーからタマカンさんだけではない、他の混じって声も聞こえた。
「ここ数日の間に起きた、友人達の事故と貴方の話に、普通なら理解できない
ことばかりの中で、たった一つだけたしかなこと・・・共通点があります」
「何を言っているんだ、それよりここを開けてくれ」
「それは・・・できません」
私は首を振った、何故か淡く切なげな微笑いが浮かんだ。
「そうか・・・タマカンさんも気付いてしまいましたか」
私はポケットから携帯を取り出した。そうなんだ、多部さんを誰よりも愛し憧れて
いる私が襲われないのは、誰が考えても奇妙な話だ。
「携帯を触ったら駄目だ!やめろ!さっぽ君さん」
興奮したタマカンさんの声が響く、WEBに集まった、熱い想いの魂の塊が
宿り主に選んだのは落陽氏と私だったんだ。携帯から電子音が響いたと思うと、
異物が喉を通った激しい嗚咽とともに、私の口から何かが吐き出された。
「自分自身では理解できない部分で、人は汚い生き物だ、何処かにエゴを隠し
持っている生き物だ」
あの時、あの車内で奴は言った「貴方は満たされていますか」その時、
答えられなかった。社会に、そして多部ファンとしても皆を犠牲にしても得たい
ものがあった。誰よりも・・・多部さんの近くに居たいと願った。

吐き出された異物は、ゆっくりと形を変えていく。外からモニターで見ている
タマカンさんをはじめとする、警察官たちも異様な光景に息をするのも忘れて
見つめていた。それは多部さんの姿となり、身動きができない私の顔を撫でる
ようにして、その白い手を私の首に廻された。
突然、スタジオ内のスプリンクラーから一斉に水が放出され、私と多部さん・・・
ドッペルゲンガーを激しく針の様に肌を刺した。私は手に持っていた携帯を床に
叩き付けると踏み壊した。唐突に顔が突き出されたのはその時だった。薄れて
行く意識の中で私と視線と合ったドッペルゲンガーの瞳に光るものが見えた。

落陽氏、私と宿り主を変えて、ネットを介してブロガー達を襲っていた化け物は
水分を嫌っていた、だから宿り主は、極端に汗を出す。私は・・・知っていた。
今度逃げ場を失ったのは、ドッペルゲンガーの方だった朦朧とする意識の中で
多部さんを抱きしめたとき、ぐずぐずと鳴って人の形が崩れ始めた。

つづく・・・
tabe-solo_convert_20090727171240.jpg
『Doppelgänger TABE 18 』は60分後

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